新着ニュース

国連そして国際法を守れ!不戦の世界へ(あべともこニュースno.778)

UNRWA訓練センターの破壊に抗議

九月四日、国会は休会中ですが、人道外交議連総会が開催されました。八月下旬、東エルサレムにあるUNRWA (パレスチナ難民救済事業機関)が運営する職業訓練機関が、イスラエルによって不法占領され破壊されたことに対して、日本政府からの抗議と、引き続きUNRWAへの支援を行うよう要請しました。昨年十月にイスラエルとパレスチナガザでの戦闘は、トランプ大統領の仲介で停戦合意を得たと言われていますが、その後もイスラエルによる攻撃は散発的に続いており、既に千人以上の犠牲が出ています。のみならずイスラエルはこの間、パレスチナの領土であるヨルダン川西岸でも武力でパレスチナ人を追い出し、入植を進めています。加えて今回の職業訓練センターの破壊は、国連組織であるUNRWAの活動に対する暴力行為で、断じて許されるものではありません。
 他方アメリカは、イスラエルのネタニエフ首相を戦争犯罪人として裁いた国際刑事裁判所の赤根所長に対し、制裁を課すという挙に出ました。イスラエルもその後ろ盾のアメリカも国際法を蹂躙、国連組織すら攻撃する中、「国際法と国連を支える」、という意思を日本は明確に示すべきです。

 

中道、立憲民主党は合流せず

八月末、参議院の公明、立憲民主党からの中道への合流は、当面行われないとの発表がありました。今後の中道がどうなるのか、私は既に六月に離党しており、この間の話し合いは知る由もありませんが、何故、自ら離党に至ったか、また今後何をすべきかについてお伝えしたいと思います。巨大な高市政権の誕生に平和や民主主義の危機を感じて本年二月の衆院選挙直前に中道は結成されましたが、選挙結果は大敗、ご支援に応えきれなかったこと、まず心からお詫びせねばなりません。

そもそも与党として政策を担ってきた公明党と、野党であった立憲民主党では隔たりが大きく、結党の時点でも違いを残し大同に付く、との思いでした。
その後中道としてスタートしたものの、沖縄政策と皇室典範での隔たりは大きく、惜敗議員も含めて六十余名で辺野古基地の見直しを中道に申し入れましたが、議論すら敵いませんでした。また皇室典範に関しては、現職議員以外には議論の場もなく、男系男子の皇位継承に中道は賛成となりました。
 違いがあっても議論して結論をうる、と中道が掲げた事と現実の違いは著しく、このままでは民主主義が崩壊すると思い、離党しました。そして新しく政治団体護憲リベラル共生(ゴリラ)を立ち上げ、国民参加で政策論議の出来る政治を目指す覚悟です。平和と民主主義の危機にご一緒に、しっかり対峙して行きたいと思います。

◆憲法フォーラム「戦争を止めるために」

九月五日夕刻、第三十七回となった憲法フォーラムは、おそらく第二次大戦後の世界で最も国際ルールや国連が蔑ろにされ、大国による戦争があちこちで仕掛けられるようになった今日、なお、不戦を訴える為にはどうすれば良いのか?、国際政治学の第一人者の藤原帰一さんと、現下のイラン戦争に関して中東研究者の宮田律さんからお話を伺いました。

不安定なお天気の夕刻にも関わらず二百名近い方の参加、そしてお二人の講師の熱心な語り口にあっという間の二時間が過ぎました。藤原さんからは戦後の最も危機的な状況に対して、日本が内向きに憲法を守るという意識に止まるだけではなく、国連の理念から生まれた憲法前文に則って外交を広げる必要性、宮田さんからはイランとの信頼の歴史を生かして、米国とイランに対して日本が積極的に和平を働きかける必要性が指摘され、会場からの質問も活発、お二人には再度の講演をお願いし、会を終了しました。