12月3日の原子力特別委員会で、原発ゴミ最終処分の安全基準は未策定と確認
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原発から出る高レベル放射性廃棄物の最終処分について、12月3日の衆議院原子力問題調査特別委員会で質問しました。
北海道の寿都町と神恵内村が文献調査を受け入れましたが、最終処分場の安全基準はできているかを尋ねると、更田委員長は、「高レベル放射性廃棄物の最終処分に係る規制基準は、原子炉等規制法に基づいて原子力規制委員会規則で定めることとされておりますけれども、この基準についてはまだ定めておりません」と答弁。
では「いつできる」のか見通しを問うと、「文献調査、概要調査、それぞれの段階で必要となる安全要件については順次定めてまいりたいと思っておりますけれども、具体的に、最終的な基準に関しましては、これは処分事業に係る具体的な設計等との進捗ともあわせて、定める期間というのを見据えてまいりたい」と答弁。
概要調査に入る段階かと、さらに問うと、「全ての点に関する基準をそれまでに定めるということは、かえって得策ではない」、「必要な安全要件を順次定めていく」と回答。
いつまでにどのような基準が不明確なまま、文献調査が始まっていることが分かりました。