【中村哲さん追悼記念映画上映会を開催します!】
12月10日(土)10時から、寒川町民センターにて「中村哲さん追悼記念映画上映会」を開催いたします。ぜひ多くの皆様にご参加をいただけますと幸いです。
参加ご希望・お問い合わせ等は、阿部知子事務所(0466-52-2680)までお願いいたします。
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〜中村哲さんに想う〜(開催案内チラシより抜粋)
中村哲さんがアフガニスタンのジエララバードで銃弾に倒れてからもう三年が経とうとしています。彼の不在は多くの人に惜しまれ、大切なものを失った思いは国境を超えて共有されているはずです。
彼の死と入れ替わるように、世界はコロナ禍に襲われ、今もそれは続いていますが、「アフガニスタンの干ばつに目もくれず、ネオンの元で暮らすあなた方の生活の結果ですよ」と中村さんからは言われそうな気がしました。中村さんはいつも虚飾を嫌い、面の言葉よりも一つの実際の行動だとその態度で示していました。
2001年10月、世界中がアフガニスタン報復に向かい、日本もまた洋上から米軍の軍事行動を支えるために自衛隊を派遣すると言い出しました。以前から彼のアフガニスタンでの活動を知っていた私は、国会で本当のアフガニスタンのことを話してほしいと懇願しました。言葉ばかりが虚しく行き交う政治の場を嫌う彼でしたが、何とかひき受けてくれた事は、日本と日本人が平和の意味を考える大きなきっかけになったと思います。その後の中村さんはペシャワール会の活動として、何度も日本の各地に呼ばれ、心ある方々が彼の話を聞きたいと集まりました。
亡くなられた今、中村さんの軌跡は中村さんご自身の著作を始め、日本電波ニュースの二十年来の現地取材によって私たちに伝えられています。誰もが引き込まれるあの真剣な眼差しや、はにかむような笑顔にはもう映像の中でしか出会うことができませんが、この映画を通じて、人のために働き暮らすことこそ平和、という中村さんの思いを皆さんと共有できればと思います。
阿部 知子