「但し書き」を削除し、介護施設の高齢者は原則入院を
5月20日厚生労働労働委員会
阿部とも子は新型コロナウイルスの検査体制に関して(1)入院時検査の保険適用
(2)妊娠時検診にPCR検査を実施すること(3)介護施設のクラスター(集団感染)
対応等について取り上げました。
医療や介護現場でのクラスター発生数253件のうち医療機関が86件、介護・福祉施
設、障害者・児童施設などが59件とされていますが、特に介護施設では入院先が見つ
からず待機中に亡くなる例が多数報告されています。厚労省の通知は「高齢者や基礎
疾患がある場合は原則入院」とありますが、「ただし、入院調整までの一時的な期間
について、介護老人保健施設等で入所継続を行うことがある」と続くのです。これが
常態的に運用されていると指摘、但し書きの削除を求めました。大臣は「原則に従っ
て対応してもらえるよう、現場と連携していきたい」と応じましたが、永寿総合病院
で起きた院内感染もまた、免疫力の低下した患者さんたちに野火のように広がった集
団感染で、死亡42人のうち、22人が同じ血液内科の患者でした。阿部とも子は「感染
前の早い段階で転院していれば助かった命も、留め置かれることによって感染が拡大
していく」と迅速な対応を求めました。
また、お産の現場でも里帰り出産拒否や受け入れ拒否が続いています。分娩こそ濃
密な共同作業であり文字通りの三密現場です。阿部とも子は現行の妊婦健診に組み入
れるなどの方法でPCR検査を検討してはどうかと提案。院内感染を防止し、医療者を
守るためには入院・入所時の公費によるPCR検査を義務化すべきです。医療機関につ
いては「医師が必要と認めた場合」に保険適用とされていますが、運用はあいまいな
まま。阿部とも子は引き続き追及していきます。
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