1月10日、ニュージーランドの政府系機関Wairakeiリサーチセンター地熱科学部のDr. Greg Bignall部長からNZの地熱利用について、逢坂誠二衆議院議員の部屋で伺いました。
ニュージーランドでは現在、総電力量の18%が地熱で賄われ、水力、風力などと合わせて85%が再生可能エネルギー。2025年には90%にする目標があるとのこと。
それを可能にしているのは、持続可能な地熱利用を評価する技術や環境影響を評価する資源管理法、土地利用制度などを通して、自治体が計画を審査する仕組み。地熱資源のある地域を開発可、要規制、要保護の3つにわけて許可・不許可を決めますが、事業者は地域にも利益が出る計画の提出が求められるということで、参考になる失敗例と成功例の両方をご紹介くださいました。
日本では地熱資源の8割が国立公園内にあって保護されているため、利用が進んでいないこともご存知でした。(S)